1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

ホッカイドウ競馬存続へ大きな判断

 今年度の発売成績次第で存廃が決定されるホッカイドウ競馬だったが、存続の方向で結論が出されることが明らかになった。9月17日に開催された定例道議会で高橋はるみ知事が「将来にわたって安定的に継続していくことが重要。本定例会中をメドに、馬産地振興の観点からも最終的な判断をしたい」と答弁した。10月8日の会期末までに存続を正式に表明する見通しだ。

 ホッカイドウ競馬は正念場となった今年度開催で、9月16日までの53日間で前年対比98.6%の71億9834万円と売り上げ面では厳しい数字となっているものの、JRA札幌競馬場での開催を取り止めて門別開催に集約することで大幅な経費削減を行っており、地方競馬運営委員会では存続の条件である「収支均衡」が可能との見通しを示している。それに加えて約1000人を超える雇用の創出、600億円と試算される経済効果などもあり、高橋知事は今年度開催終了を待たずに存続を明言した方が、来年度以降の開催によりプラスになると判断した。

 ホッカイドウ競馬は毎年のように“首の皮一枚”での存続判断が続いてきただけに、まずは経費削減による単年度赤字の縮減ばかりに取り組んできた。だが今回の存続の判断は、ある程度は中長期的なスパンだと考えられるだけに、これまでは手を出せなかった大胆な改革に着手することも可能となる。

 札幌開催の復活はJRAとの協議が必要なためすぐにゴーサインは出ないかもしれないが、悲願のJBCの誘致に名乗りを上げる可能性は高い。馬産地主導でスタートしたJBCだけに、初の北海道開催となれば馬産地と一体となった、壮大で華やかなイベントになることは確実。11年度はすでに大井に決まっているが、存続が正式に決まれば、12年度の誘致へ向けて動き出すことになる。

2010年09月24日