1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

関係者もビックリ?絶好調ハーツクライ

 5年前の有馬記念を思い出させるような、誰もが驚くハーツクライの“大駆け”だ。9月25日の阪神・新馬戦(芝1200m)でキョウワジャンヌ(牝2歳、母アサカフジ)が差し切り勝ちを決め、初年度のハーツクライ産駒9頭目の勝ち上がりとなった。新馬戦は7勝目、野路菊Sではウインバリシオン、メイショウナルトが1、2着を独占しており、勝ち星は10勝。これはディープインパクト、フジキセキと並ぶ勝ち頭で、2歳リーディング争いでも首位ディープインパクトに700万円差に迫る2位という素晴らしい成績を残している。

 ディープインパクト産駒が順調に勝ち星を伸ばしていくことは予想されていた。初年度産駒は147頭の血統登録があり、そのほとんどがJRAでのデビュー予定。交配牝馬のレベルも極めて高く、ディープインパクトの小柄な体形から産駒の仕上がりも早い。もちろん本質的には2歳戦向きではなくても、ある程度以上の活躍は保証されていた。一方ハーツクライ産駒の血統登録頭数は79頭とディープインパクト産駒の半分強。地方登録馬も多く、交配相手の見劣りも否めない。

 さらに、社台ファームの吉田照哉代表が「うちとしては(ノーザンファーム生産のディープインパクトよりも)ハーツクライに期待をかけていますが、本格化してくるのは古馬になってからでしょう」と語っていたほど、ハーツクライの血統は典型的な奥手。それなのに2歳戦、しかも短距離戦でも勝ち星を量産していることには、関係者もビックリなのだ。

 同じく奥手で、比較的地味な存在と思われていたゼンノロブロイが初年度産駒から大ブレークして一気にトップ種牡馬の座をつかんだように、サンデーサイレンス種牡馬には意外性もある。『種牡馬レース』でもハーツクライがディープインパクトをまくるシーンも十分に考えられそうだ。

2010年10月01日