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衝撃だったレコードVサクラユタカオーが死亡

 86年の天皇賞・秋など、レコード勝ちを3回記録した快速馬サクラユタカオーが23日、余生を過ごしていた新ひだか町・ライディングヒルズ静内で老衰のため死亡した。28歳だった。08年から左目眼底腫瘍を患い、その影響からか、この1カ月は体調が悪く馬房で静養していた。

 通算成績は12戦6勝(重賞4勝)。5歳秋(当時の年齢表記)の毎日王冠を1分46秒0、天皇賞・秋を1分58秒3と連続でレコード勝ちし、ニッポーテイオー、ウインザーノットらを圧倒。そのスピード能力と、父テスコボーイ、曾祖母スターロッチという良血が買われて87年から静内・アロースタッドで種牡馬入りした。日高にとっては英雄であるテスコボーイのほぼ最後の後継種牡馬であり、期待は極めて大きかった。

 種牡馬としてはその期待をさらに上回る活躍。サクラバクシンオー、ウメノファイバー、サクラキャンドル、エアジハードらのG?ウイナーを輩出し、当時は成績不振だった内国産種牡馬の大将格として、その地位向上に貢献。94年にJRAリーディング5位になるなど、ベスト10以内に6回ランクインした。

 受胎率の低下から00年に種牡馬生活を引退したが、サクラバクシンオーからショウナンカンプ、エアジハードからはショウワモダンと孫の世代からもG?馬が出現しており、途切れてしまったトウショウボーイ系に替わって、父系としてのプリンスリーギフト系、テスコボーイ系を守り通している意義も大きい。

 テスコボーイの直子は1年先輩のハギノカムイオー(牡29歳)など、ごくわずかになってきた。一時期、日高はテスコボーイ系種牡馬であふれ返り、テスコボーイ産駒なら脚の湾曲がひどくても高値で取引されていたことを考えると、時代の流れを強く感じるニュースだった。

2010年11月26日