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不動の地位を築いたキングカメハメハ

 2010年種牡馬界の話題は、どうしても産駒デビュー年に父を超える41勝を挙げ2歳リーディングサイアーを獲得したディープインパクトに集中してしまう。しかし、馬産地にとっては総合リーディングで初の王者となったキングカメハメハの圧倒的な強さの方が、より強烈なインパクトがあった。

 デビュー3世代で収得賞金は37億1809万円。2位フジキセキに12億5000万円もの大差を付けたばかりか、サンデーサイレンスの産駒デビュー3年目(96年)の35億1574万円をも上回ったのだから見事。95年からV13のサンデーサイレンス、アグネスタキオン、マンハッタンカフェと続いたサンデーサイレンス系の牙城を16年ぶりに突き破ったという点でも注目されている。

 現役時代に見せたスピードとパワー、血統の優秀さ、好馬体など、産駒デビュー前から種牡馬としての成功が確信されていたが、その評価はさらに高まっている。種付けへの意欲が旺盛なため多頭数交配が可能で、初年度から244、256、216、202頭と4年連続で200頭超えを達成。08、09年は2歳リーディングに輝き、生産者から最も評価される「仕上がりの早さ」「丈夫さ」を証明したことで人気沸騰。昨年は266頭と交配してシーズン最多記録を更新した。産駒頭数の多さは連続リーディングへ向けて何よりも大きな武器になる。

 今後はディープインパクトが最大のライバルになるが、昨年の総合リーディング20位までに10頭のサンデー系種牡馬がひしめいていたように、まだまだサンデー系繁殖牝馬は増加傾向。人気が高いサンデーサイレンス直子の多くがキングカメハメハとの交配を予定していることからも、交配牝馬のレベル、頭数はディープインパクトに全く負けていない。キングカメハメハの王座はしばらく揺るぎそうもない。

2011年01月07日