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牝系としても残り続ける名牝の血

 種牡馬の死亡が続いたと思ったら、今度は名牝が相次いでこの世を去った。3日にオグリキャップの半妹で94年桜花賞を制したオグリローマンが心不全で死亡した。24歳だった。年齢的には大往生とも言えるが、メラノーマの悪化が死因にも影響したとも考えられ、芦毛馬の宿命を感じさせられた。

 同馬はすでに繁殖生活を引退しており、10頭の産駒を残した。JRAでは中日スポーツ賞4歳S5着のオグリロマンスなど2勝馬が2頭いるが、地方では11勝を挙げたオグリホット、9勝のオグリチーフなどがおり、産駒通算勝利は47勝で、母ホワイトナルビー産駒の通算133勝には及ばないものの、立派な数字を残している。最後の産駒オグリテツ(牡5歳)は笠松で、その半姉シュウプウサイライ(牝7歳)は北海道で現役を続けている。繁殖入りしている牝馬産駒も多いだけに、その血は牝系の中で発展を続けていきそうだ。

 7日にはオルフェーヴルの母オリエンタルアートが、最愛の夫ステイゴールドの後を追うかのように、腹膜炎で死亡した。18歳だった。4日に父ステイゴールドの牝馬を出産した直後のことで、こちらは出産が牝馬にとって大きなリスクであることを改めて感じさせられた。

 同馬の産駒は当歳も含めて11頭。2011年以外は毎年出産を続けており、牧場にとってはありがたい、いわゆる「かまど馬」だった。デビューしていない2歳、1歳、当歳はいずれもステイゴールドの牝馬となる。

 デビューした牝馬産駒3頭、アルスノヴァ、グッドルッキング、マトゥラーはいずれも繁殖入りしている。アルスノヴァの産駒は2頭がデビューしており、2歳は父キングカメハメハの牝馬。マトゥラーの初産駒は2歳で父ハービンジャーの牝馬。グッドルッキングの初産駒は1歳で父マンハッタンカフェの牡馬がいる。いずれはオルフェーヴルの全妹3頭が、白老ファームの将来を背負っていくことになりそうだ。

2015年03月13日