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着実に評価を高めるブラックタイド

 スプリングSはブラックタイド産駒のキタサンブラックが無傷の3連勝で制し、皐月賞の有力候補に名乗りを上げた。退けたのはブラックタイドの全弟ディープインパクト産駒のリアルスティール、ダノンプラチナだった。

 ディープインパクトが全ての面においてあまりにもケタ違いだったために「愚兄賢弟」のように思われがちだが、ブラックタイド自身もスプリングSを制しており、親子制覇の偉業を成し遂げた。

 同馬は12年のファーストーズンリーディング王者となり、総合順位も昨年25位、今年は3月23日時点で16位と、デビュー世代が増えるにしたがって順調に上昇している。今年はベスト10入りが狙える勢いだ。

 3世代目となる3歳世代は血統登録馬が103頭とこれまで最も多く、28頭が勝ち上がっている(うちJRA15頭)。初年度はテイエムイナズマ(デイリー杯2歳S)、2年目はマイネルフロスト(毎日杯)など毎年コンスタントに活躍馬を輩出しているが、3年目はさらにレベルが高い。キタサンブラックだけでなく、デイリー杯2歳S勝ち馬タガノエスプレッソ、ホープフルS2着馬コメート、チューリップ賞5着馬アスカビレンとクラシック候補が目白押しだ。

 種付け頭数は種付け料50万円だった12年の170頭から、100万円の13年125頭、70万円の14年122頭と値上げに伴って減少していたが、今年は再び100万円が設定されながら、早々とBook Fullとなり、150頭以上との交配が確実な状況となっている。

 今年デビューの2歳馬は114頭の血統登録。ディープインパクト産駒との大きな違いは、社台グループ生産馬が1頭もいないことで、その分、繁殖牝馬レベルに差があることは否めないが、その中で結果を出し続けているところが「愚兄」ではない証し。ブラックタイドがステイゴールドに替わる「日高の星」となる日が近そうだ。

2015年03月27日