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北海道牧場紀行
ノーザンファーム編?Part??
ノーザンファームの勢いが止まらない。ジャパンCダート、ジャパンCに続き、先週の阪神JFもトールポピーが勝利。今週の朝日杯FSにも有力馬を出走させており、4連続G?制覇も十分に考えられる。
この快進撃を支えているのは、スタッフのまじめな仕事ぶりや、国内最高レベルと呼ぶにふさわしい育成調教…などさまざまな要因が思い浮かぶ。その中で何よりも特筆すべきは、けい養する繁殖牝馬のレベルの高さだろう。
トールポピーの母であるアドマイヤサンデーは、今年の共同通信杯を制するなど重賞3勝を挙げているフサイチホウオーも輩出している。このようにノーザンファームでは同じく兄弟馬や、近親馬の活躍が多く見られる。これは優秀な牝系を持つ繁殖牝馬の系統を、数多くけい養しているということの証明でもある。
現在のノーザンファームで一番の名牝系と言えば、ディープインパクトを送り出したウインドインハーヘアの牝系。まだまだ元気な母ウインドインハーヘアとともに、この牝系の枝葉をさらに広げていこうとしているのが、今回紹介する当歳馬の母ヴェイルオブアヴァロンである。
ヴェイルオブアヴァロンの07(牡、父アグネスタキオン、4月8日生まれ)は、実際に馬を扱うイヤリングスタッフからも、「素晴らしい血統ですよね」と感動の声がこぼれていた。
この時期の当歳にしてはまとまりが感じられるところは、父のアグネスタキオンが出ている印象を受ける。どことなく漂ってくる気品は、さすが良血馬といったところだろうか。
「順調に来ています。無事にデビューができれば当たり前に結果を出してくれると思いますので、いい状態のまま次のステップへと送り出したいですね」とイヤリングスタッフの期待も大きい。
数年後は「さすがディープインパクトの近親」と呼ばれるだけの成績を残してくれそうだ。
2007年12月08日
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