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北海道牧場紀行

ビッグレッドファーム編?Part??

 今週は1年を締めくくる有馬記念。このレースに4年連続で出走することになったのが、ビッグレッドファームから中央に挑戦し続けるコスモバルクである。
幾度にも渡るコスモバスクの遠征が、ビッグレッドファームにもたらしたものは大きい。中央に参戦する時は追い切りこそ門別競馬場で行うが、それでも牧場から競馬場で戦える仕上げをしなくてはいけない。このことが牧場で管理される馬たちの調整にも好結果をもたらしている。

 いわば、コスモバルクはビッグレッドファームから中央に向かう馬たちの道筋を作ってきたことにもなる。有馬記念ではコスモバルクに携わってきた関係者たちを、奮い立たせるような成績を期待したい。
『コスモバルクに続け!』といわんばかりにビッグレッドファームでは毎日のように1歳馬たちのトレーニングが続けられ、今年誕生した当歳馬たちもすくすくと成長を遂げている。

 その中でも牧場スタッフが特別な愛情を持って見守っているのが、マイネマジックの07(牡、父ロージズインメイ、3月24日生まれ)である。
母のマイネマジックは現役時にクイーンS3着、オークスでも5着に入着している。また現役生活の中で1度も掲示板を外したことがなく、堅実な競走成績を残した。繁殖入りしてからも愛知杯やターコイズSを勝利したマイネソーサリスを送り出している。

 「でも、02年以降は不受胎が続き、繁殖としては難しいのかなとも思っていました。昨年、ロージズインメイの産駒を受胎したんですが、その知らせを聞いたときに
は信じられないという思いがしましたね」と蛯名聡マネジャーはその時の感動を伝える。

 予定日を1カ月ほど遅れたが、誕生したのは父譲りの立派な馬体をした牡馬だった。生まれながらにドラマを持ったマイネマジックの07は、数年後、我々の前でも感動のドラマを見せてくれそうな気がする。


2007年12月22日