北海道牧場紀行

産地馬体検査?早来会場編Ｐａｒｔ??

　北海道地区の産地馬体検査は、最終日となる４日目を迎えた。ノーザンＦ空港が連れてきていた馬の中に、ゴールデンサッシュの06（牝、父キングカメハメハ）の姿があった。小柄ながらまとまりのある馬体は母の産駒ならでは。気性が強く、スピード能力も高いということだが、このあたりも母の産駒に共通しているところだ。

　マリスター?の06（牝、父スペシャルウィーク）は、今週のヴィクトリアマイルに出走するベッラレイアの半妹。坂路ではハロン15秒台の時計も出しているという。夏以降の入厩を予定している。

　マンファスの06（牝、父ネオユニヴァース）も坂路でハロン15秒台をマークしている。まだ子供っぽいところがあるとのことで、ひと夏を越してからの入厩となりそうだ。

　ノーザンファームの馬運車が到着すると、ウインドインハーヘアの06（牝、ダンスインザダーク）がさっそうと登場した。兄姉よりも馬格に恵まれ、走りも大きいとのことで、桜花賞よりもオークス向きと言えるかもしれない。

　ビワハイジの06（牝、父スペシャルウィーク）も堂々たる風格を漂わせる。数々のＧ?馬にまたがってきたスタッフに「間違いなくクラシック級の馬です」と言わしめた超大物。秋入厩でクラシック路線の王道を歩ませるという。

　社台ファームの２歳馬の中に、ダンスパートナーの06（牝、父Smarty Jones）がいた。母の同じころと似た印象とのことで、これからの成長力に期待を寄せていた。

　ミルグレインの06（牝、父ダンスインザダーク）は、今年の高松宮記念を制したファイングレインの異父妹。スピードはもちろんのこと、父が変わったことで距離の融通も利きそうです、とスタッフは話してくれた。秋入厩を目指して乗り込まれていく。

2008年05月17日