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北海道牧場紀行

市川牧場編?Part??

 むかわ町の市川牧場は、家族経営の牧場としては、革新的な取り組みを行っている。その一つがウォーキングマシンによる管理馬の運動、そしてコンサルタントによる飼養管理である。
 「飼養管理だけでなくボディーチェックも平行して行っていますが、馬の出来が良くなっただけでなく、繁殖牝馬の受胎率も以前より良くなっています」とは代表であり、また父でもある市川寿夫さんと共に、牧場を盛り立てている市川法之さんである。
 法之さんは高校卒業後に大手牧場へ就職し、育成スタッフとしてさまざまな活躍馬や、現役馬の管理をしてきた。飼養管理のコンサルタントもそうだが、大手牧場で学んできた法之さんという「外部からの目」が、これからの市川牧場をさらに発展させていくことになりそうだ。
 この家族経営の牧場で愛情の込められた管理をされたからこそ、G?・阪神牝馬特別勝ちなど、重賞レースをわかせた名牝は、産駒を誕生させることで恩返しをしたのかもしれない。
 メインキャスターの07(牡、父フジキセキ、5月27日生まれ)は、今年で21歳になる母の子として市川牧場に生まれてきた。
 「社台ファームさんから繁殖を買ってきた時には、1頭でも産駒が取れればと思っていたのですが。まだまだ馬体も若いですし、何よりも子出しの良さに驚きました」と法之さん。
 確かに日差しで輝きを増す毛ヅヤの良さは、この年齢の繁殖牝馬とは到底思えないほどであり、また産駒であるメインキャスターの07も、しっかりとした骨格と父譲りの豊富な筋肉量を有している。
 法之さんは「欲を言えばこれだけの血統馬だけに、跡取りとなる牝馬がほしかったのですが…」と苦笑いを浮かべるが、21歳の繁殖牝馬からこれだけの馬が生まれてくるのなら、牡馬でも十分すぎると言えるだろう。

2007年08月25日