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世界の馬窓から

ナタゴラが活躍しているがSSの血が認められたわけではない

 北海道牧場紀行は終了し、今週から「世界の馬窓から」がスタートいたしました!どうぞよろしくお願いいたします。

 5月4日の英1000ギニーを1番人気で勝ったナタゴラ。ディヴァインライト産駒ということで日本でも注目されたが、欧州でも仏ダービー挑戦が話題を集めた。結果は3着だったものの、欧州では「この世代の最強牝馬かもしれない」と高い評価を受けている。

 「直線でかわされた時は下がってしまいそうだったのに、そこから粘った。牡馬相手にあれだけのレースができるのだから本当に強い。牝馬ではこの馬が一番だ」(現地厩舎スタッフ)。最強という評価を受けるナタゴラを含め、ディヴァインライト産駒はこの世代に4頭しかいないが、その中から07年欧州最優秀2歳牝馬&英1000ギニー馬が出現。そればかりか産駒すべてが勝つという驚異的な成績を残している。

 現在はトルコへ売却されているが、その活躍ぶりに欧州以外からも『SS系種牡馬』への問い合わせが増えている。最近ではグレイトジャーニーが仏へ種牡馬として渡ったばかり。ただ、現地の関係者と話をすると「SSの血が世界で認められたわけではない」というのが実情のようだ。

 「種牡馬だけでなく繁殖としてもSSに興味はある。でも、いくら出してもいいかというとやはりサドラーズウェルズと同じだったら出せない。日本では素晴らしいだろうけど欧州で勝っていないからね。はっきり言えばナタゴラのみ。魅力はあるけれども、あくまで手ごろな値段ならね」(欧州生産者)。

 ナタゴラの強さは認められても、その種牡馬が日本から輸入されてきたという報道は皆無。まだ『SS系種牡馬』は認められていないのが現実なのだ。

2008年06月07日