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世界の馬窓から
デットーリが乗れない?不思議なシステム
デットーリ(愛称フランキー)はレイヴンズパスでBCクラシックを制しただけでなく、BCジュヴェナイルターフ(未格付け、07年新設)をドゥナティヴァムで快勝。改めてその存在感を示した。
実は以前、ダーレージャパンが短期免許を取得する形で日本で騎乗させようと試みたところ、条件をクリアせず申請すらできないという冗談のような話があった。
ちなみにその条件とはリーディングの順位。米国の30位以内に対し、英国と仏国では10位以内、愛国に至っては5位までに入っていなければJRAに短期免許の申請ができないとういうものだ。
「世界のトップに君臨していたフランキーだが、ここ数年は騎乗数を減らすなど勝率優先のスタイルで騎乗している。リーディング10位以内の条件を満たしていないことになるが、あれだけの実績を誇る?超一流?だからね」と某大手オーナー・レーシングマネジャーは不思議で仕方がないようだ。
そして「フランキーが乗れない国というのはどういう国なのか?ダーレーの人間も首をかしげていたが、全く理解に苦しむ。米国と欧州の間にある3倍の格差もよく分からない。本気で受け入れるつもりなら、リーディング以外に通算勝利数など違う基準があってもいいはずだけどね」と話していた。
デットーリが乗れない国があるという現実は、欧州のホースマンたちには全く理解できないようだ。
2008年11月08日
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