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世界の馬窓から
いろいろな意味で注目を集めているカーリン
今年のBCクラシックでは4着に敗れてしまったカーリンだが、12月7日に阪神競馬場で行われるJCダートの1次登録を済ませており、出否について注目が集まっている。外国の一部メディアでは「回避濃厚」との報道もされているが、14日現在、陣営から正式発表はされていない。
カーリンは数々のビッグレースを制した名馬だが、実はその所有権を巡ってさまざまなドラマが繰り広げられてきている。
「現在のカーリンはその6割以上を所有し、ワイン王としても知られるJジャクソン氏が実質的なオーナーだが、もともとは数人の共有だった。ところがその中にいた1人の弁護士が、医療裁判で勝訴して原告団に支払われた何十億という賠償金をなんと持ち逃げしてしまい、その原告団がカーリンの所有権を差し押さえて、そこからオーナーに加わることになったのだ」(現地エージェント)
そして「BC前にはなんとその所有権がオークションにかけられるということがニュースにもなったが、どうも売却までには至っていないらしく、すんなり種牡馬入りとはいかなそうだね」とのことらしい。
昨年、BCターフを制したイングリッシュチャンネルとともに『BCダブル制覇』という偉業を成し遂げ、父スマートストライクの価値を一気に高めたカーリン。もし種牡馬入りすれば「注目を集めるのは当然で、5万ドル以上のスタートになるはず」と言われているだけに、その動向には世界中から注目が集まっている。
2008年11月15日
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