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世界の馬窓から

頭数が少なくなっている上に今年も外国勢は小粒

 結局、今年のJCに出走する外国馬は3頭にとどまった。欧州からは3頭が来日したが、G?馬はシックスティーズアイコン1頭。「トップクラスとは決して言えないメンバー」とささやかれている。

 「多少なりとも、チャンスがあると思われているペイパルブルだが、キングジョージで『あの馬が2着だから』と言われてしまうくらいのレベル。また、シックスティーズアイコンは前走までフランキー(デットーリ)が乗っていたのに、今回はジョニー(ムルタ)に乗り代わり。もし勝てると思えば自分で乗りに行くはずだろう。パープルムーンだってメルボルンCの2着があるものの、やはりトップからは落ちるね」(現地厩舎スタッフ)

 一方、米国からただ1頭参戦してきたマーシュサイドは、前走のカナディアン国際Sで初G?勝ちを収めている。だが、「確かに前走は骨っぽいメンバーが相手だったので評価できるが、G?勝ちはあの1戦だけ。それまではG?やG?で勝ったり負けたりを繰り返していたからね。はまっただけか、本格化なのかということを前走だけで判断するのは難しい」と言われていた。

 とはいえ「JCを勝つと100万ドルのボーナスがもらえるということに魅力を感じているようだ」とのこと。一応、マーシュサイドだけは本気モードのようだが、残念ながら出走取消。どうやら今年も日本馬有利ということになりそうだ。

2008年11月29日