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世界の馬窓から

オールウェザーの増加で注目度が高まるSSの血

 先週、ハットトリックが種牡馬として世界で人気を集めていると書いたが、ひとつの要因として挙げられるのが日本生まれのSS産駒サイレントネームの活躍である。

 2歳時に仏国でデビュー。3歳暮れまでにG?で3着に入る程度の成績だったが、4歳になって移籍した米国では2戦目に早くも芝のG?を快勝。その後ダートにも挑戦したが、重賞を勝つことはできなかった。ところが翌年、オールウェザー初挑戦となったG?コモンウェルスブリーダーズカップSでは、何と後に07&08年のBCスプリントを連覇した名馬ミッドナイトルートに4馬身差をつけるという圧勝劇を演じたのだ。今年のBCでも話題となっていたオールウェザーが勝因と言われ「SS産駒は適性が高い」という評価を受けたという。

 「SS産駒について日本人関係者たちから『硬い高速馬場での適性が高い』と聞いていた。今年のBCを見ても分かるように、切れ味を求められるオールウェザーは絶好の舞台なのだと、ミッドナイトルートに勝ったあのレースを思い出して再認識したよ」と米国エージェントは言う。さらに「3冠が行われる舞台こそまだダートだが、これから続々とオールウェザーが増えていくだけに、SS系のハットトリックに人気が集まるのは当たり前」と締めくくった。

 米競馬の歴史を変えると言われているオールウェザー。かつて、米2冠を制したそのサンデーサイレンスの血が高い適性を見せるのは、もしかしたら運命なのかもしれない。

2008年12月20日