世界の馬窓から

今年の目玉ゴーストザッパー産駒が手ごろな値段で？

　今年デビューする米国の新種牡馬は、100頭以上に種付けをした大物候補がズラリと並んでいる。

　05年のプリークネスＳとベルモントＳを制した２冠馬アフリートアレックス、ハスケル招待Ｈを勝ち、初年度から150頭以上に種付けをしたフサイチペガサス産駒のローマンルーラーなど、現地エージェントから熱い視線が注がれている。

　中でも一番の注目を集めているのがゴーストザッパー。６・５Ｆ?１０ＦのＧ?をすべてレコードタイムで勝つという偉業を記録した伝説の名馬なのだ。

　初年度の種付け料が20万ドル（約2000万円）ということからも期待の大きさが伝わってくるが、「産駒の中には大物の雰囲気を持った馬たちが確実にいる」と現地エージェントたちも高い評価を口にしている。

　そんな大注目のゴーストザッパーの初年度産駒だが、トレーニングセールでは?お買い得?になるという。

　「大物の雰囲気を感じさせる産駒はいるが、正直言って?出来にバラつきがある?というのがオレたちの認識なんだ。しかも、脚元に不安がありそうな産駒もいるので、１歳時に手ごろな値段でピンフッカーに引き取られた馬が多かったんだ。そんな馬たちが脚元の問題もなく、トレーニングセールでいい動きを見せれば、低調と予測される今年のマーケットだけに、お買い得な値段で購入できる可能性は高いね」（現地エージェント）

　果たして今年のトレーニングセールからクロフネのような超大物が来日することになるのだろうか…。

2009年01月17日