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世界の馬窓から
海外遠征のリスク“輸送費”が浮き彫りに
前々回、アースリヴィングがUAE1000ギニーで2着に入ったことで、牝馬限定G?・バランシーンを目指しているブラックエンブレムにも注目が集まっていると伝えたが、M・キネーンとのコンビで出走したものの、大きく離された最下位の9着に敗れてしまった。
現地厩舎スタッフが「まさかあれほど惨敗するとは思わなかった」と首をひねったが、やはりドバイ到着後に発症した鼻出血をレース中に再び発症するというアクシデントに見舞われてしまった。レース前「メンバー的にもチャンスだ」と期待を抱いていたキネーンだったが、「かわいそうなことになってしまった」と肩を落とした。
ブラックエンブレムは、アースリヴィングがUAEオークス(2着)終了後に一緒に帰国するとのことだが、欧州から遠征している厩舎関係者たちの間では、その輸送費が話題になっている。
「ドバイWC以外は招待ではない。ただ、今回のような一般戦であっても2走すると輸送費を主催者側が負担をしてくれることになっているのだが、今回のように1走ということになると自己負担になる。まあ、アクシデントがあったので交渉次第のところはあるだろうが、数百万にも及ぶ輸送費は大きな負担だから」(某厩舎スタッフ)
招待ではない海外遠征においては当然、輸送費という部分もリスクのひとつということなのだ。
2009年02月28日
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