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世界の馬窓から
バイヤーにとってはお得だった“掘り出し物セール”
07年の2歳王者ゴスホークケンをはじめ、日本にも数多くの出身馬が輸入されているOBCマーチセールが、17?18日の2日間、米フロリダ州オカラで開催された。
バイヤーやコンサイナーたちの間では、今年も523頭の上場が予定されていた(実際は100頭以上が上場中止)ように、米国で行われるトレーニングセールでは最大規模を誇り、「?掘り出しモノ?が眠っている」と言われている注目セールなのである。
しかし、今年はここまで行われたトレーニングセールの流れを引き継ぐ形となってしまった。売却頭数こそ昨年の233頭から18頭減となる215頭にとどまったものの、平均価格は14万3262?から10万?を割り込み、9万6191?。さらに、総売上は3338万?から2068万1000?と、何と1269万9000?も下落したのだ。
「時計が速くても高値にならないかと思うと、逆に時計が出なくても出来が良ければそれなりの値がつくというケースもあって、いまひとつ傾向がつかみにくかった。ただ、最高価格が45万?ということを考えると、我々売る側としては予想をはるかに超える、厳しい結果となってしまったのは間違いない」(某コンサイナー)
一方、バイヤーからは「いい馬が多かったし、去年の半値以下で買えたイメージだね」という声が上がっており、?掘り出しモノ?がお買い得だったセールとなったようだ。
ちなみに、日本人関係者による購買は2頭。その馬については後日お伝えしたい。
2009年03月21日
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