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世界の馬窓から
ドバイの風に乗ったウェルアームドが圧勝
日本から年度代表馬ウオッカをはじめ、3頭が参戦した09年ドバイミーティングは、バンブエールの4着が最高という結果に終わった。
レース前、各国から集まった厩舎関係者たちからは、特にウオッカに対して警戒する声が聞かれていたが、7着という結果に「もっと強いと聞いていたのに、何かあったのか?」と首をかしげる。
「スローペースであの位置につけられたときには、正直(ウオッカに)勝たれたと思った。でも、そこから前を捕らえられないどころか、止まってしまった。これが実力ではないのだろうが…」(欧州厩舎スタッフ)
一方、昨年はカーリンの参戦で注目を集めたドバイWCだが、今年は戦前から「史上まれにみる小粒なメンバー」と評されていた。今年は米国から参戦した昨年の3着馬ウェルアームドが勝った。
「G?勝ちもあるし、昨年3着という実績も残しているが正直、米国内ではトップクラスとは言いがたい。そのウェルアームドが状態の良さを武器にしたとはいえ、これだけ強い競馬ができたのには驚いたね。それだけ小粒なメンバーだったということでもあるだろうし、やはり馬場や気候など、独特のドバイ適性というのもポイントなのだろう」(米国厩舎スタッフ)
以前、今年のドバイWCは日本馬に追い風が吹くと伝えたが、結果的に今年もその風に乗ることができなかったようだ。
2009年04月04日
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