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世界の馬窓から
不況のマーケットだからこそ名牝の子も格安の値段
現地時間の6、7日に米ケンタッキー州でキーンランド社によるトレーニングセールが行われた。
バイヤーのなかでは「抜けた高額馬というのはあまり出ないが、平均的にいい馬たちがそろっている」(現地エージェント)という見方がされていた同セールだが、今年は初日に02年の米年度代表馬に輝いたAzeri の子(父A.P.Indy)が190万?(約1億9000万円)で落札され注目が集まった。
オーナーに同行していたB・バファート調教師は「いまのマーケットでなければ、この値段では買うことができなかった。いい買い物をした」とコメントを残した。実際、同馬は昨年のセプテンバーセールでは770万?(約7億7000万円)の値がついたにも関わらず売却されなかった経緯がある。
初日に190万?という高値がついたことで売り上げが伸びると期待されたが結局、終わってみれば総額は昨年より449万4000?減となる1180万5000?、平均価格は3万2811?下がり17万8864?と、どちらも昨年を下回る結果となった。
ただセール関係者たちは、この結果に対して健闘という見解を口にする。「190万?という値をつけたAzeriの存在があったとはいえ、40%ダウン、あるいは半減ということも予想された。そう考えると30%減でとどまったというのは、むしろ上出来だったと言える」(現地エージェント)
ちなみに、日本人関係者によって落札された馬は2頭。詳細は近日中に掲載する。
2009年04月11日
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