1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

世界の馬窓から

数々の偉大な記録と功績は永遠に…

 英ダービーを6度、凱旋門賞を3度、また障害のグランドナショナルを3度制するという、欧州競馬史上に残る偉大な記録を残したヴィンセント・オブライエン元調教師が、現地時間の1日、92歳で死去した。

 「近代アイルランド競馬の基礎をつくった調教師」と言っても過言ではない大物だけに、現地では競馬専門メディアなどで、トップニュースとして取り上げられた。

 英3冠馬ニジンスキーを筆頭に、欧州競馬で長きに渡って君臨していた大種牡馬サドラーズウェルズやサーアイヴァー、アレッジドなど、数々の名馬を手掛けた偉大なトレーナーだっただけに、「ひとつの時代が終わった」と悲しむファンは非常に多い。

 そのV・オブライエンと言えば、調教師であるとともに、ダーレーの最大のライバルとされる「クールモア」を設立した1人として知られている。現在のクールモアのトップであり、また義理の息子となるJ・マグナー、R・サングスターとともにバリードイル(愛国にある調教施設)を設立したことが、世界有数のオーナーブリーダーの始まりだったのだ。

 ちなみに現在、バリードイルに厩舎を構え、クールモアグループがメインとなっているエイダン・オブライエン調教師とは血縁関係にはない。

 残された調教師としての様々な記録は、このままいけばA・オブライエンが抜くのは間違いなさそうだが、その基礎をつくったV・オブライエンの功績は、永遠に世界の競馬史に残っていく。

2009年06月06日