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世界の馬窓から

英ダービー馬の父は意外とお手ごろな価格

 24日現在、英愛のリーディングサイアーは、英2000ギニー&英ダービーを制したシーザスターズの父であり、日本ではダービー馬ロジユニヴァースの母父として注目を集めているケープクロスである。

 もともとケープクロスは新種牡馬の英愛2歳リーディングサイアーに輝いた種牡馬で、父は欧州で高い人気を誇るグリーンデザートという血統背景の持ち主。現地の生産者や厩舎関係者たちは「スピードタイプでマイル前後という傾向にあるグリーンデザート系でありながら、産駒は距離が持つ」というイメージを口にする。

 しかし、リーディング2位につけているデインヒルダンサーをはじめ、ガリレオやモンジューといった馬たちの種付け料が、プライベートとされながらも実質数千万円とされるのに対して、3万5000ユーロ(約460万円)と格安。なぜ、他のトップサイアーよりもリーズナブルなのだろうか?…英国の生産者はこう話す。

 「確かに産駒は大物も出るし、勝ち上がり率も悪くはない。ただ、その年によってバラつきが激し過ぎるんだ。今年このままリーディングを獲得したとしても、来年もというタイプではないし、ではコンスタントにリーディングベスト5、ベスト10に入るかというと、そうではない。そのあたりが種付け料の差だろうね」

 果たして今年、英愛のリーディングサイアーに輝くことができるのか。そして、シーザスターズをはじめ、その血が世界のどこまで広がっていくことになるのか、注目だ。

2009年06月27日