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世界の馬窓から
スピードあふれる産駒の活躍で評価が高まる新種牡馬
12日の札幌4R・芝1500mで行われた新馬戦で、後方から鋭い末脚を駆使して2着に突っ込んできたセイウンジャガーズ。父のFootstepsinthesandは、英2000ギニーを含む3戦3勝という成績を残したストームキャット系ジャイアンツコーズウェイ産駒で、今年の2歳馬が初年度産駒となる。
ここまで世界各国において31頭がデビューを果たし、そのうち8頭が勝ち上がっているものの、重賞勝ち馬は出ていない。ちなみに、今年の種付け料は1万2500ユーロ(約170万円)。決してデビュー前は注目度が高いということはなかった。
ところが、けい養されている愛国でA・オブライエン厩舎所属のSteinback が新馬戦楽勝。早くもG?級との呼び声が高いスター候補が出現したことで、注目を集めるようになってきた。
「Footstepsinthesand自身、相当な能力を秘めていたんだよ。3戦目で勝った英2000ギニーにしても、スタートから折り合いを欠きながら勝ってしまうくらい、抜群のスピードがあったんだ。鞍上のK・ファロンに『いままで乗った馬の中で最もスピードがある』と言わしめたほどなんだ。残念ながら早期引退ということになってしまったのだが、産駒たちには存分にスピードが受け継がれているようだし、一部の生産者やオーナーたちの間で人気が出始めているようだよ」(現地厩舎スタッフ)
日本にはセイウンジャガーズを含め3頭しかいないが、ひょっとすると、その中から大物が出るかも…。
2009年07月18日
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