世界の馬窓から

現実味を帯びる、名牝２頭による夢のマッチレース

　ケンタッキーオークスを約20馬身で圧勝し、その後、85年ぶり、史上５頭目となる牝馬によるプリークネスＳ制覇という偉業を達成したレイチェルアレクサンドラ。秋競馬を前に、今後の動向について大いに盛り上がりを見せている。

　特に、昨年のＢＣレディーズクラシックを制してエクリプス賞・最優秀古牝馬に選出されるなど、デビューから無傷の12連勝中のゼニヤッタとの直接対決が、実現するのか否かについての注目度はすごいようだ。

　「オールウェザーを主戦場にしているゼニヤッタに対し、レイチェルアレクサンドラ陣営は“オールウェザーを嫌っている”と伝えられており、“秋にベルモントパークかサラトガ競馬場あたりのダートで実現するのでは…”と言われているようだ。その対決は、競馬ファンでなくても見たいだろうね」（現地厩舎スタッフ）

　すると最近になって?２頭の対決はマッチレースという形で行われる可能性がある?と各メディアが報じた。

　「どちらが強いのか、はっきりさせるためにスポンサーが付いて、２頭によるマッチレースが行われる可能性があると騒がれているんだ。その賞金は２ミリオン（約２億円）を超えるのでは、とも言われているようだ。まさにどちらが強いかを決めるだけのレース。いやぁ、何としても実現してほしいね」（現地厩舎スタッフ）

　もしこの２頭によるマッチレースが行われるとしたら、米国のみならず、世界中から注目を集める『競馬史上に残るビッグイベント』となるだろう。

2009年08月22日