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世界の馬窓から
壊滅的なスタートの中でも活発だったダーレー
14日から28日まで約2週間にわたって行われる、米国キーンランド社セプテンバーセールが幕を開けた。ここまでの1歳セールの結果から、「ひょっとすると活発な購買が行われるかもしれない」との声もあったが、世界的な良血馬がそろうとされる1?2日目の結果は「壊滅的」と評される結果となった。
初日の前年比は、売却頭数では昨年の154頭に対して107頭。総売り上げ金額では、昨年の5604万7000ドルに対して2494万9000ドルと、何と半分にも満たない結果となった。
また2日目も、売却頭数は146頭に対して115頭、総売り上げ金額は5731万ドルに対して3380万7000ドル。2日連続でのこの数字は「壊滅的」と言わざるを得ないだろう。
そのような状況でも、ここまでのセール同様にダーレーの動きは活発だった。例年、100万ドル以上で落札される馬が多いが、今年は3頭のみ。そのうち、最高価格となる205万ドル(約1億8450万円)の値を付けたStorm Cat 産駒など2頭を落札。結果的に、代理人であるJ・ファーガソン氏が落札したのは計31頭、総額1346万ドル(約12億1140万円)となった。
一方、日本人関係者はというと「例年以上の姿を見た」との情報通り、28万5000ドルのRock Port 産駒など2日間で4頭を落札した?エイシン?の冠名で知られる平井豊光氏をはじめ、何人かの購入が確認されている。
「高額馬が値崩れを起こしており、感覚的には昨年の5分の1」(現地エージェント)という声もあり、資金のあるバイヤーによっては“お買い得”なマーケットになっているようだ。
2009年09月20日
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