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世界の馬窓から

ムービースターのような扱いに違和感!?

 ドバイワールドCに出走することなく、ウオッカは繁殖牝馬という第二の馬生を始めるため、愛国へ渡った。

 種牡馬入り初年度のシーザスターズに集まった繁殖牝馬130頭のほとんどは、G?勝ち馬、もしくはG?勝ち馬の母たち。そこには無敗で凱旋門賞を勝ったザルガヴァの名前もあるが、ジャパンCを勝ったウオッカに対しての評価も高い。

 「ジャパンCを勝っていなかったなら、例え日本のG?を何勝していても種付けできなかっただろう。でも、そこでキングジョージ馬コンデュイットを破っているということで、並み居る名牝たちに負けない存在となった」(現地某ブリーダー)。

 現地の生産者をはじめとする関係者たちからも注目を集めるウオッカだが、ドバイから愛国へ渡る途中に経由した英国のニューマーケットでも、違う意味で注目を集めていたという。

 各メディアで掲載された経由地におけるウオッカの姿だったが、周辺の厩舎や牧場関係者からは「人間と勘違いしているんじゃないか」と言われていたのだ。「日本では相当人気があったということは、こちらの人間たちも聞いて知っている。しかし、まるで人間のスターを追いかけるように、その一挙手一投足にはりつく様は実に違和感を覚える。まるで、ムービースターがいるかのような騒ぎだったぞ。馬は馬で、人間じゃない」(現地厩舎スタッフ)。

 ウオッカはいま、検疫から解放され、24時間放牧されっぱなしとという愛国流の生活を始めた。

2010年04月10日