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世界の馬窓から

予想外の好況となったトレーニングセール

 現地時間4月5日、米国ケンタッキー州でキーンランド社主催による2歳トレーニングセールが行われた。日本人関係者の購買は、57万5000?という2番目の高値で吉田勝己氏に落札された(父Malibu Moon× 母Whirlwind Charlott)を筆頭に6頭とされる。

 今年ここまで行われた各トレーニングセールは、横ばい、もしくは低調な雰囲気とされてきたのだが、今回のキーンランド社エイプリルセールは、平均価格こそ昨年を下回ったものの、頭数、総売り上げともに昨年を上回る結果となった。

 08年の米2冠馬ビッグブラウン、今年のケンタッキーダービーの有力候補ルッキングアットラッキーを輩出した実績のあるセールだが、上場するコンサイナーや、買う側のエージェントの多くは「トップバイヤーとなった新規のシンジケートオーナーをはじめ、新たな顔ぶれの参入が売り上げアップに影響したのでは」という見方はしているが、「なぜこのキーンランドなのか」と首を傾げる者も少なくない。

 「トレーニングセールは即戦力ということが魅力のひとつで、その点では2月のOBS、カルダー、あるいはバレッツといったセールの方が仕上がりが早いとされる。新馬戦が始まっている米国よりも、もともと海外のバイヤーが多いのだが、予想以上にいい結果となった」(現地エージェント)

 同社は、ほかのセールのように航空券の配布などの営業をしないという点も、首を傾げる理由のひとつだが、ここへきての株価上昇など景気回復の兆しが、好況の要因という見方もある。

2010年04月17日