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世界の馬窓から
チャーチルダウンズの鬼がダービー連覇
現地時間の5月1日、ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で、第136回ケンタッキーダービーが行われ、2番人気でMaria’s Mon 産駒のSuper Saverが2分4秒45のタイムで一冠目を制した。
不良馬場のなか、好位から積極的なレース運びを見せて押し切ったということで「後ろの馬たちに向いた流れで好位から押し切ったのだから、力があるということ」という評価を厩舎関係者たちからは受けている。管理するのは、米国トップトレーナーの一人であるT・プレッチャー調教師。今回が同レース初制覇ということで話題となっているが、それよりも手綱を取っていたC・ボレル騎手の連覇に「またアイツだ」と驚きの声が上がっているのだ。
昨年のWSJSに参戦したのをご記憶の方もいるはずだが、女傑レイチェルアレクサンドラの主戦騎手と言えば、より分ってもらえるはず。米国の競馬関係者たちの間では、“チャーチルダウンズならばC・ボレロ”という認識をされている。
「今回にしても、内からスルスルと上がってきて、4コーナーで逃げた馬の外のスペースを抜ける、これ以上ないレース内容。アイツにしかできないだろうね。4コーナーでどの馬がどう膨らむかということも、すべて見切っているようだ。とにかくチャーチルダウンズは鬼だよ」(現地厩舎スタッフ)
2週間後に行われるプリークネスSでは、同馬の2冠、そして同騎手の連覇(昨年はレイチェルアレクサンドラで勝利)が達成されるかどうかに、世界の注目が集まる。
2010年05月08日
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