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世界の馬窓から

米国での人気急落…種牡馬ハットトリック

 マイルCS、香港マイルを制し、サンデーサイレンス産駒としては珍しく米国で種牡馬入りしたハットトリック。初年度となった08年に120頭に種付けを行い、人気を集めているという話をしたが、受胎確認されたのが88頭にとどまり、初年度産駒は70頭という結果となった。

 『種付け頭数に対しての生誕率』となると、約58%にとどまってしまう。「やはり、その部分は気になる」という生産者たちは多いという。その言葉を裏付けるように、2年目となった昨年は種付け頭数が57頭と半減してしまっているのだ。

 種付け料にもそのような状況がはっきりと表れており、初年度が1万5000ドル(約136万円)、2年目が1万2500ドル(約113万円)、そして3年目となる今年は75万ドル(約68万円)と半額にまで下落することとなった。

 「種付け料もそうだが、種付け頭数が激減してしまっている状況からは、厳しいと言わざるを得ないね。ここ数年の不況を考えれば、人気種牡馬以外はどの馬にとっても厳しいのが当たり前だが、それでも半減というのは驚かされる。日本の競馬を知っている人たちは、オールウェザーでの可能性を口にするが、ほとんど株主たちのみが種付けするという状況になるだろう」(現地生産者)

 父であるサンデーサイレンスも、1歳セールでは主取りとなっている。“動いて走ってこそ”という血を引いているだけに、来年デビューする産駒たちが活躍して一気に評価を覆してくれることを期待したい。

2010年06月12日