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世界の馬窓から
夢の初対決へ向け!?女王2頭がそろって勝利
6月12、13日、そして東と西に分かれる形で、米国競馬の記録を塗り替え続けている2頭の女王が、今季3戦目を勝利で飾った。
昨年の年度代表馬・レイチェルアレクサンドラは、12日に行われた牝馬限定戦・フラデリH(G?・ダート1800m)を圧勝。今年のブリーダーズカップの舞台でもあるチャーチルダウンズ競馬場で、待望の今季初勝利を挙げた。
後続に10馬身1/2差をつけ、タイムも優秀だったということで、現地では?復活?という見方もされている。しかし、出走馬にG?勝ち馬がいなかったということで「強い相手に同じ競馬ができてこそ復活と言える」という指摘もある。
また、以前に紹介したように、手綱を取るC・ボレルが抜群の成績を残すチャーチルダウンズが舞台だったということで「その効果は大きかったはず」との声もあり、次走以降のレースぶりに注目が集まる。
同じく牝馬限定戦・ヴァニティH(G?・AW1800m)で、デビューからの連勝を17に伸ばしたゼニヤッタ。着差こそ半馬身だったが、4キロ軽い相手を大外を回りながら差し切った内容に「やはり強い」という評価が大半を占める。
春に実現直前までいった2頭の対決を、今度こそと期待する声は多い。「BCでの実現があるのではないか」という見方もあるが、現地の厩舎スタッフの多くは「まずはその舞台までに両者が勝ち続けることが条件となるだろう」と話す。
日本の女王は2着で春シーズンを終えたが、米国では2頭ともに勝ち星を収め、夏、そして秋に向かう。
2010年07月03日
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