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世界の馬窓から

日本人受けしたジャパンCの勝ち馬が死亡

 2日、英国のダルハムホールスタッドでシングスピール(18歳)が死亡した。96年ジャパンC、97年ドバイワールドCなど、世界5カ国で20戦9勝(GI4勝)という輝かしい戦績を残している。

 種牡馬としては03年ドバイワールドCを制し、日本でも種牡馬として供用されたムーンバラッドを輩出。日本でも05年安田記念を制したアサクサデンエンなどが活躍馬した。

 ジャパンCで日本の馬場へ高い適応力を示したことが評価され、初年度産駒から現1歳まで、91頭もの産駒が日本に輸入されている。特に初年度産駒たちが活躍してからは、12頭、14頭、15頭と外国産馬の人気が下降するなかでも、輸入頭数を伸ばしていった。当時、英国や愛国を中心とした欧州では?シングスピール・バブル?と言われるほど、日本人バイヤーたちによる産駒たちの青田買いが話題となった。

 「当時はシングスピール産駒というだけで問い合わせがあって、なかには30万(約3300万円)、40万(約4400万円)ユーロを超える値段で売れた馬もいた。こちらでは体質が弱いという面が影響して成績が上がらなかったので、そこまで人気になることはなかったが、プライヴェート、セールを問わず日本人にはよく売れたね。シングスピールと言えば日本人と言われていた」(現地生産者)

 日本でその血を受け継ぐ、アサクサデンエンとローエングリンという2頭から、血を広める産駒たちが出現することが期待される。

2010年07月10日