1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

世界の馬窓から

故障に泣いたポップロック…愛国で種牡馬入りへ

 11日、愛国のカラ競馬場で行われたG?・愛セントレジャー(3歳上・芝約2800m)に出走したポップロックは、8頭立ての8着という残念な結果に終わった。

 9月5日号で多くの有力騎手からオファーを受けているとお伝えしたが、最終的に手綱を取ったのは前走と同じF・ベリー。乗り慣れたコンビで大舞台に挑んだが、1頭大きく遅れての入線となった。レース後に行われた検査の結果、右前浅屈腱炎を発症していることが判明。このまま引退することとなる。

 長距離王者決定戦として位置づけられている一戦を、7番人気で迎えたポップロック。思ったほど人気にはならなかったが、“日本からの挑戦者”と各メディアに取り上げられ、勝った目黒記念や、2着となったメルボルンCのレースシーンなど、7分間にも及ぶ特集番組がテレビで放送されるほど注目を集めていた。

 管理する児玉孝調教師は「レースに向けて順調に仕上がっていたので、本当に残念です。ただ、命に別状はありません。自ら運命を切り開いたこの愛国で、種牡馬としての道を進むこととなります」と話した。数件、種牡馬入りのオファーが寄せられており、そのいずれかを受ける形になる。

 日本でG?の常連として活躍しながらも、タイトルを手にすることができず、種牡馬になれない馬は少なくない。しかし、例え良血ではなくても“POP ROCK”のように海外で実力を示せば、道が開ける可能性は十分にある。新たな可能性を示した今回の挑戦は?大きな道しるべ?となったはずだ。

2010年09月19日