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世界の馬窓から

超高額馬の登場だけでは喜べないマーケット

 米国のケンタッキー州で、世界最大の1歳馬セールとされるキーンランド社セプテンバーセール(12日?26日)が開催されている。世界中からバイヤーたちが訪れ、邦人関係者たちもまずまず活発な動きを見せているようだ。

 大きな話題を集めたのが、初日に420万ドル(約3億4000万円)で落札されたバランスの牡馬(父エーピーインディ)。母はデビューから18連勝中で、G?を12勝している女傑ゼニヤッタの半姉。自身もサンタアニタオークスなどG?3勝を挙げた名牝だ。

 いわゆるリーマンショック以降、多くのマーケットで売上ダウンが報告され、厳しい状況が伝えられてきたセリ市場。しかし当セールで超高額馬が出たことで、景気が戻ってきたという見方が伝えられた。とはいうものの、現地エージェントたちや馬を上場させるコンサイナーたちの反応は依然として厳しいようだ。

 「売却頭数だけを見ると売れていると言えるかもしれないが、多くの馬たちはいい時の3分の1程度の値段といった感覚だね」と現地エージェントは話す。「1頭高い馬が出たが、新規参入のオーナーが購入したということで、これまでのオーナーたちが動いたわけではないからね。決して景気が戻ってきた印象は受けないし、まだまだ厳しい状況が続くことになりそうだよ」と今後の見通しを語った。

 最後に、邦人関係者によって落札された馬の中には、おじにキングマンボを持つ良血馬がいる。ぜひ来年のPOGに向けて覚えておきたい一頭だ。

2010年09月25日