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世界の馬窓から

セール高額馬の裏には別の意図も見え隠れ…

 先週に掲載したキーンランド社に続き、9月27日から3日間、愛国ゴフス社の1歳馬セールが行われた。

 最高価格を記録したのは、ドバウィ産駒の牡馬で95万ユーロ(約1億830万円)。シェイク・モハメド殿下の代理人であるJ・ファーガソン氏が落札した。それに続いたのが、55万ユーロ(約6270万円)でインヴィンシブルスピリット産駒の牡馬を落札したクールモアグループだった。

 この両者だが、今回のセールでも自分たちが所有する種牡馬たちの産駒を積極的に購入している。最高落札価格を記録した産駒の父ドバウィは、シェイク・モハメド殿下が率いるチームドバイにおける最高傑作とまで言われたドバイミレニアムの後継馬なのだ。

 最大のライバル・クールモアグループも、サドラーズウェルズの最優良後継馬との呼び声高いガリレオ産駒を、20万ユーロ台で数頭落札している。

 これらの動きについて他のバイヤーたちは“種牡馬を買い支えようとしているため”という見方を口にする。「ドバウィはセールスという意味合いが強いだろうが、ガリレオに関しては明らかに買い支えるための動き。現1歳世代が種付けをしたときの種付け料はプライヴェートなのだが、実際は30万ユーロ前後で権利が取引されていた。この不景気だから仕方がないとはいえ、取引価格が10万ユーロにしかならなかったら誰も種付けしなくなってしまう」(現地バイヤー)

 4日から行われる英国タタソールズ社の1歳馬セールでも、両者がどのような動きを見せるのか注目される。

2010年10月02日