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世界の馬窓から

し烈を極める愛国のリーディングジョッキー争い

 JRAの冠が付くこと、そして英愛のシーズンラストを告げることでも知られる2歳重賞・キラヴーランSが先日、レパーズタウン競馬場で行われた。いよいよ欧州の平地競走はシーズンの大詰めを迎えている。

 今年の愛国リーディングジョッキー争いは、例年以上に激しさを極めていると言われている。D・ウエルド厩舎の主戦を務めるP・スマレン、M・キネーンが引退後J・オックス厩舎の一番手となったF・ベリー、そしてA・オブライエン厩舎と契約をしているJ・ムルタの3人が、わずかな差のなかでデットヒートを繰り広げているのだ。

 現在、P・スマレンが、先に記したキラヴーランSなどを制し91勝で抜け出し、J・ムルタが84勝、F・ベリーが83勝で続いている。3人は、いわゆる愛国の“ビック3”と言われる厩舎の主戦騎手。勝ち星は厩舎の力に依存しているところが大きいように思うかもしれないが、少ない騎手でも1/3がほかの厩舎での勝ち星というのが実情だという。

 「大きい厩舎の馬だけに乗っていれば、リーディングジョッキーになれるというほど愛国は甘くはない。この3人は年間1、2勝しかしないような小さな厩舎にも顔を出して、追い切りに乗っているんだ。チャンスのある馬に騎乗するためならば、たとえ1、2時間以上かかるところまでも行く。そして1勝を勝ち取るのだ」(現地厩舎スタッフ)

 小さな厩舎での1勝…。日々の努力の積み重ねが、今年の愛国リーディングジョッキーを最後の最後で決めることになるのかもしれない。

2010年11月06日