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世界の馬窓から
外国勢がドバイ遠征に消極的な理由とは!?
ブエナビスタとヴィクトワールピサのドバイWC参戦が正式に決定。歴史的名勝負となった昨年の有馬記念の再戦が、ドバイの地で実現することになった。エリザベス女王杯を圧勝し、続く香港Cも制したスノーフェアリーも参戦予定。他にも、ルーラーシップがドバイシーマクラシックに出走するなど、日本では例年以上にドバイミーティングが盛り上がりそうだ。
そんななか、海外の厩舎関係者たちを含めて注目を集めているのが経費の問題。不景気の影響で、大幅に削減されることになりそうだと話題になっている。「いままでは1頭に対してスタッフ2人分の経費が認められていたのだが、今年からは1人分になるようだ。オーナーや調教師のホテルなどにも、制限が設けられるらしい。以前は超高級ホテルやリムジンだけでなく、ヘリコプターでの移動も可能だったこともあるのに…。相当な不況なのだろう」(欧州厩舎関係者)
海外からはスノーフェアリー以外に、米国の最優秀芝牡馬ジオポンティも参戦を予定しているが「それでも超一線級を連れていくのは厳しい」と欧州の関係者たちは口にする。続けて「昨年ブエナビスタに勝ったダーラミが、その後に出走したのがエクリプス賞(4着)のみとなったように、そこから迎えるシーズンでのコンディション維持がとても難しい」と問題点を指摘。トータルで考えると、遠征に二の足を踏んでしまうようだ。
ブエナビスタも昨春はコンディション維持に苦労したと伝えられたことからも、ドバイ遠征は想像以上にタフな戦いになるようだ。
2011年02月12日
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