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世界の馬窓から

ケープブランコがドバイWCに参戦した裏事情とは!?

 2月13日号で近年のドバイワールドCには、欧州からトップホースが参戦しない傾向が強いという話を紹介した。理由としてこの時季にピークに仕上げると、シーズンを通してコンディションを維持するのが困難になることが挙げられる。

 しかし、今年は昨年の愛ダービー、愛チャンピオンSの勝ち馬ケープブランコ(父ガリレオ)が出走。結果的には4着に敗れてしまったが、欧州の新聞では、管理するA・オブライエン調教師がシェイク・モハメド殿下と握手をする写真が掲載されるなど、大きな話題を集めた。

 ただ、今回のドバイWC参戦には、ある事情があったと厩舎関係者たちの間では言われている。「ケープブランコは愛ダービーと愛チャンピオンSという主要G?を勝ってはいるものの、凱旋門賞(13着)で英ダービー馬であるワークフォースに食らい付くどころか、大敗してしまっている。今の欧州において真のトップクラスとは言い難い」(現地厩舎スタッフ)

 さらに「実際、シーズンオフにクールモアが売りに出して、いったん交渉が成立する寸前まで進んでいたのだが、最終的には成立しなかったようだ。そこで、今回のドバイWCを走らせることで、景気がいいと言われる南アフリカをはじめとする、諸外国へ売り込みたい思惑があったんだ」と前出スタッフは内情を明かした。

 ケープブランコのドバイWC参戦には、景気のいい外国人に好印象を与えることで、種牡馬としての価値を高める戦略があったということなのだ。

2011年04月09日