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世界の馬窓から

サドラーズウェルズ系種牡馬は超激戦区

 04年に日本からイングランディーレが挑戦したことでも知られる英GI・ゴールドCが6月16日、アスコット競馬場で行われた。4000mの長距離戦を制したのは一昨年の愛ダービー馬フェイムアンドグローリー(父モンジュー)。1番人気にきっちりと応えて、3馬身差で快勝した。

 このフェイムアンドグローリーを、同じA・オブライエン厩舎に所属し、同レース4連覇の偉業を達成したイェーツとダブらせる人は多い。しかし、記録を目指した厩舎の先輩とは異なり、種牡馬としての?売り時?を探っているのが、5歳になってもなお現役を続けている大きな要因のようだ。

 現地生産者の間では「愛ダービーを勝ってはいるが、愛チャンピオンSで完敗したように、3歳時はシーザスターズの2番手。4歳になっても凱旋門賞など大舞台での勝利がないからね。かといってマイル前後でスピードを示しているわけでもない。現段階では種牡馬としてのインパクトは正直いまひとつだね」と評価は厳しい。

 今年の英ダービーをモンジュー産駒のプールモア、愛ダービーをガリレオ産駒のトレジャービーチが制するなど、相変わらずサドラーズウェルズの血を引く一流馬は増え続けている。「後継種牡馬争いに加わるためには、現役時に圧倒的な強さを見せなければならない」とハードルは極めて高い。単なるGI勝ちだけでは足らず、スーパーホースであることが求められる。

2011年07月02日