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世界の馬窓から

欧州からの遠征馬が狙い通りに米G?連勝

 BCターフと並び、米芝路線最大のレースに位置づけられているアーリントミリオンが、13日アーリントン競馬場で行われた。大一番を制したのはJ・スペンサー騎乗のケープブランコ。1番人気に応えて2馬身半差で快勝し、これで米国に遠征して2連勝。“昨年の愛ダービー馬が完全復活”という伝え方をするメディアもある。

 ただ、欧州や米国の関係者で、そのような捉え方をしているのは少数派のようだ。ダートが主流の米国では、どうしても芝はダートの下という認識がされているのが現実。しかもここ数年、米芝路線のトップホースは、超一流とはいえない欧州からの遠征馬にも太刀打ちできない状況なのである。

 米国関係者の多くも、芝路線のレベル低下が著しいという意見について肯く。欧州ではワークフォースをはじめとするトップ級との戦いでは分が悪いため、勝てる可能性が高い路線へ向かったと認識されている。今後も欧州ではなく豪州のコックスプレート(10月22日)を最大目標にして調整されるようだ。

 以前、伝えたようにドバイWC(4着)への参戦も種牡馬としての価値を高めて、売りたいという戦略だと言われている。米国で芝のG?を2連勝したことは、米国だけではなく、南米や中近東など、生産馬のレベルアップを図りたい国々に対してもいいアピールになったということだろう。

2011年08月20日