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世界の馬窓から
米最大のセールでハットトリック産駒が高評価
9月11日から約2週間に渡って開催されている、米国キーンランド社セプテンバーセール。バイヤーからは「活発なマーケット」とその好況ぶりが伝えられている。
当セールには、初年度から仏GI・モルニ賞を制したダビルシムを送り出したことで、注目を集めているハットトリック産駒が6頭上場されている。22日(日本時間)現在で2頭が落札。母がG?勝ち馬の牡馬が10万ドル(約760万円)。近親にスプリンターズSの勝ち馬マイネルラヴがいる牡馬が14万ドル(約1060万円)で取引された。ちなみに、ともバイヤーは邦人関係者ではないと伝えられており、残る4頭の動向ついても目が離せない。
現地関係者は「G?馬を輩出したことで、今年は明らかに注目度が違う。やはり欧州の人間たちが興味を持っているようだ」と口をそろえる。また、あるバイヤーは「芝で結果が出ているということで、米国より欧州の関係者たちの方が注目しているようだ。米国での種付け料(6000ドル)から考えると落札された2頭の評価は高く、人気が急上昇している。ただ、種付け料が何倍にもなるというような気配はない。これが欧州なら、来シーズンは相当高くなるだろう」と話した。
日本にも逆輸入という形でハットトリック産駒デビュー予定。生まれ故郷でも、活躍馬を送り出せるか期待される。
2011年09月24日
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