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世界の馬窓から
欧州での外国馬の評価は“1良3悪”!?
今年のジャパンCは、凱旋門賞馬デインドリームの参戦で例年以上の盛り上がりをみせている。欧州でも最強3歳牝馬の参戦は注目を集めており、各方面で「いい勝負になる」という見解が並ぶ。
ジャパンCのポイントとして常々挙げられるのが高速馬場適性だが、凱旋門賞を2分24秒49のレコードで圧勝。速い馬場にうまく適応したことから、日本でも世界トップの実力を発揮できるはずでまず好勝負になると分析されている。
その凱旋門賞で2着に入りダークホース的存在のシャレータ。しかし欧州では「どこまで頑張れるか…」と少しトーンが低い。ある仏厩舎関係者は「斤量が軽いし、速い馬場にも対応できるので全く駄目ということではない。ただ、ルメールは最初オーナーサイドに騎乗しない方向で調整していたと言われている。どうも日本馬(エイシンフラッシュ)に乗りたかったのが本音のようで、ルメールの動きからも厳しいという予想ができる」と内情を語る。
カナディアン国際を快勝したサラリンクスと、米国馬ミッションアプルーヴドは苦戦が予想されている。欧州の関係者たちの間では「米国の芝路線は、欧州で通用しない馬たちが向かう路線」というのが共通認識になっている。
今回で31回目を迎えるジャパンC。6年ぶりの外国馬の勝利はやはりデインドリームの肩にかかっているようだ。
2011年11月26日
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