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世界の馬窓から
ヨーロッパでは関係者の馬券購入が当たり前!?
日本では馬券の販売は主催者しか認められていない。しかし、英国や愛国などヨーロッパ諸国では、いわゆる“賭け屋”といわれるブックメーカーが生活のなかに溶け込んでいて、地域によってはコンビニ感覚で軒を並べている。
馬券以外にもサッカーをはじめとするスポーツはもちろん、英国皇太子の子供が男の子か女の子かという賭けが受け付けられるなど、名前の通りに賭け屋そのものだ。
英国ではブックメーカーの売上が高水準で維持されているのに対して、レース賞金が減額され続けている。そういった現状を受けて、ブックメーカーに対する徴収金が少ないとの指摘が相次いでいる。
また、多くの国で厩舎関係者の馬券購入が認められていて、ブックメーカーではその姿を見かけることがよくあり「うちの馬、調子がいいぞ!」といった話も聞えてくる。しかし、愛国では自厩舎の馬が負ける馬券だけは購入が禁止されているのだ。
関係者の負け馬購入券は、当然ながら八百長の可能性を引き起こすという考え。実際、人気馬が飛ぶかを当てる賭けで高配当が出るケースもあり、賞金の低さも影響して八百長への警戒感は強い。
日本では想像もつかない賭け屋事情が、欧州では当たり前なのです。
2012年01月21日
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