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世界の馬窓から

SS系の需要はあるが、マイナーの粋を出ず

 いまさら説明する必要もないほど、世界中に勢力を拡大し続けているサンデーサイレンスの血。マツリダゴッホに代表される現9歳が最後の世代となり、残り少ない直子に海外から触手が伸ばされている。そのような状況のなか、愛国の某競馬新聞にボーンキングなどSSの血を引く種牡馬のセールス広告が掲載され、話題を集めている。

 広告を目にしたブリーダーたちは「新たなSSの血だから興味深い」と口をそろえる。「ハットトリック産駒のダビルシム(昨年の欧州最優秀2歳牡馬)の活躍で、より一層SSの血が関心を集めているのは間違いない。現役馬も含めて、新しい馬に興味を示す生産者は多いはずだよ」と某仏国ブリーダーも期待を寄せる。

 SS系の可能性が注目され、続々と後継馬が海を渡っている。しかしながら、すべての馬が好条件で迎えられているわけではない。「その血を引く種牡馬が人気になっているのは間違いないが、やはり現役時代を知らないし、産駒たちの細かな情報も入ってこないからね。やはり最初はリーズナブルな設定でなければ勝負にならない。結果を残したハットトリックやディヴァインライトがそうであったようにね」(前出ブリーダー)

 世界に認められてきたSSの血だが、それでも最初はマイナーサイヤーとしてのスタートを余儀なくされるのが現実のようだ。

2012年01月28日