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世界の馬窓から
ドバイに欧州の一流騎手が流れる理由とは?
現在、C・ルメール、C・デムーロ、T・クウィリーと3人の外国人騎手がJRAの短期免許を取得し日本で騎乗中。おなじみのO・ペリエ、C・スミヨン、そして年末まで日本にいたM・デムーロは、ドバイでムチを振るっている。
それ以外にもドバイにはダーレーの主戦L・デットーリをはじめ、R・ムーアやK・ファロンといった名手が参戦。冬場はオフシーズンとなる欧州の一流騎手がこぞって集結し、かつては高い人気を誇った香港や日本をしのぐ顔ぶれとなっている。
その理由について、ある欧州厩舎関係者は「言葉や文化の違いも、もちろんあるだろう。ただ、ペリエやデムーロなどは日本にすっかりなじんでいるから、そういった理由ではない。極端な言い方をすれば、日本で結果を出してもそれはそれで終わり。でもドバイで活躍するとダーレーはもちろん、サウジアラビアや欧州の厩舎関係者やオーナーの目に留まって新しい関係が構築できるからね。そうなることで、シーズンに入ってからの欧州でのチャンスが広がるという部分が大きいんだ」と分析する。
外国人騎手の参戦は珍しくなくなったが、ジャパンCなどの国際レースと同様に、日本人気は下落し始めているのかもしれない。
2012年02月04日
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