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世界の馬窓から
馬場のウエートが大きすぎるドバイWCに賛否の声
昨年のケンタッキーダービー馬アニマルキングダムが回避したものの、欧州最強馬の1頭ソーユーシンクが出走するなど注目を集めたドバイWC。日本勢の連覇も期待されたが、エイシンフラッシュの6着が最高という結果に終わった。世界最高賞金の一戦を制したのは、昨年の3着馬で地元UAEのモンテロッソ。好位追走から力強く抜け出し、3馬身差で完勝した。
舞台をメイダン競馬場に移して3年目となったが、今年も勝敗のポイントを分けたのはオールウェザーの素材タペタだった。多くの厩舎関係者が「勝ち馬は欧州ではG?勝ちがあるのみで、G?では厳しいクラスにいる存在」と厳しいジャッジを下す。
ある関係者は「毎年のことだが馬場適性がポイント。同じオールウェザーでもサンタアニタのポリトラックは追い込みが決まり、芝馬が高い適性を示していた」と08、09年にブリーダーズCが行われた舞台を引き合いに出す。「しかしタペタは追い込みが利かず、比較的速い流れになった今回でも好位にいた勝ち馬と、先行争いをしたカッポーニで決まった。前々で競馬ができないとチャンスはなく、ここからつながるG?が見えてこない」と分析する。
勝ち馬モンテロッソはシンガポールCに向かう予定。その後、欧州や米国のG?戦線で活躍することができるのか。ドバイWCの価値が問われることになる。
2012年04月07日
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