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世界の馬窓から
ダーレーが中国からの撤退を決めた真相とは!?
昨秋、シェイク・モハメド殿下率いるダーレーが、目覚ましい経済発展を遂げている中国にJALIL、SOUSAという2頭の良血種牡馬を送り込むというニュースが流れた。日本でもディープスカイやアドマイヤムーンなどをけい養しているが、一部ではマーケットが縮小傾向にある日本から、中国に拠点を移す可能性が示唆されていた。実際、JRAだけでなく民間の牧場なども、中国の競馬システムやマーケットの動向に熱い視線を送っている。
しかしながら、最近になってダーレーが中国から撤退するというニュースが伝えられた。ある欧州の厩舎関係者は「ダーレーが資本となっているメイダン競馬場を運営する会社が(中国での)実務を担当していた。天津に大規模な施設を建設する予定だったが、撤退することが決まったようだ。理由についてはさまざまな憶測が飛んでいるが、どうやら資金的な面というのがもっぱらのうわさ」と内情を打ち明ける。「ただ、シンガポールの資本が引き継ぐことが決まっているらしいから、ダーレーが撤退しても計画そのものは実行されるようだ」と見通しを語った。
競馬は行われているものの、ドバイと同じように馬券は売られていない中国。今後の動向に引き続き注目が集まることになりそうだ。
2012年04月14日
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