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世界の馬窓から
香港勢抜きに今年の安田記念は語れない!?
上半期の最強マイラー決定戦・安田記念は00年フェアリーキングプローン、06年ブリッシュラックが制しているように香港勢の活躍が目立つ。今年も本気の2頭が参戦してきた。
1頭目は昨年のセントウルSで59キロを背負いながらも頭差の2着に好走したラッキーナイン。もう1頭のグロリアスデイズは直前の香港チャンピオンズマイルで2着入り、ラッキーナインに先着している。
昨年の香港スプリントを制したラッキーナインの方が格は上だが、グロリアスデイズはここまで8戦してパーフェクト連対。マイル適性も考慮すると、こちらに分があるという見方もされている。
香港でも前走の内容から「グロリアスデイズが有利」という声は少なくない。ただ、香港CM連覇を達成したエクステンションがドバイDFで5着に敗れていたことから、レースレベルを疑問視する声もあるようだ。
現地では迎え撃つ日本勢について、5冠牝馬アパパネを筆頭に実力馬はそろっているが、いわゆる抜けた存在が見当たらないと伝えられている。「グロリアスデイズは勢いがあるし、ラッキーナインにしても日本の坂を克服しているのだから、展開ひとつでチャンスはあるだろう」と期待が高まっている。
過去には日本の一流馬たちを鮮やかなまでになぎ倒したこともある香港勢だけに、今年も警戒は必要だろう。
2012年06月02日
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