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世界の馬窓から

ツートップの交渉は二転三転の破談劇

 英2冠に加えて、愛ダービーも快勝したキャメロットの主戦を務めているのは、管理するA・オブライエン師の息子J・オブライエン。以前、オブライエン厩舎と英国のトップジョッキーR・ムーアの主戦契約が合意したと伝えたが、結局コンビ結成には至らなかった。

 契約金が数億円ともウワサされた契約が成立しなかったことについて、現地厩舎関係者は「最後のハードルを超えることができなかったようだ」と話す。「当初は金額面で大きな差があったが、オブライエンの最大スポンサーであるクールモアが、ムーアが要求していた300万ユーロ(約2億9000万円)とも言われる契約金を払うことを認めたという。それでムーア側も愛国での生活を受け入れる方向に傾いたようなのだが、最終的に家族に同意が得られず、破談になったのが真相のようだ」と内情を明かす。

 日本とは違い、大オーナーとトップジョッキーが専属契約を交わす習慣がある欧州では、日本のトップジョッキーの年収を超える契約金が支払われることは決して珍しくない。

 交渉が決裂した両者だが、オブライエン師は息子の手綱で2冠を制し、一方のムーアは英リーディングを独走と、ともに好成績を残している。結果論だが、この破談劇がいいモチベーションになったと言えるのかもしれない。

2012年07月21日