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世界の馬窓から
凱旋門賞はコースの形状も重要な攻略ポイント
凱旋門賞制覇に向けて、仏国で順調に調整が進められているオルフェーヴル。ディープインパクトでさえ成し得なかった偉業に現役最強馬として挑むわけだが、ライバル陣営は「日本と同じ競馬をするのなら怖くない」と分析する。
以前にディープインパクトのレースぶりを、K・ファロンなどトップジョッキーに見せたところ、「日本ではなぜか直線一気が通用するんだ」と同じように疑問を口にした。
日本で騎乗したことがある騎手は、コーナーがバンク状になっていることがそれを可能にすると指摘する。そのうえで「ロンシャンにはバンクはなく、日本のように加速しながらも、外に振られることなく4角を回ってくるのは不可能に近い」と口にした。これまでは、力を要する馬場への適応がポイントになると指摘されてきたが、コースの形状も大きく影響しているのだ。今回はそういった細かい点まで知るC・スミヨンが手綱を取るのは心強い。日本との差異に対応して、凱旋門賞向きの競馬ができるかがポイントになる。
英2冠馬キャメロットを筆頭に、斤量面で有利な3歳勢も多く参戦するが、「今年の3歳馬はそれほどのレベルではない」と現地での評価は高くない。また、フランケルの参戦がウワサされるなど何かと注目を集める今年の凱旋門賞。世界頂上決戦を楽しみに待ちたい。
※今回が最終回になります
2012年09月01日
- 凱旋門賞はコースの形状も重要な攻略ポイント 2012年09月01日
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- 中国政府の出方に世界の競馬関係者が注目 2012年08月18日
- 歴史的名馬フランケルが新たなステージに挑戦 2012年08月11日
- 研ぎ澄まされた技術で存在感を示すファロン 2012年08月04日