先週の猛爆記者

森元要輔

文句のつけようのない動きを披露したコンプリートラン

　５日から函館競馬場に出張している。普段はほとんど見られない関西馬を間近に取材できる環境は、今後の競馬記者生活において大きな財産になりそうだ。ただ、まだ着いてから間もないため、在厩しているすべての関西馬のキャラクターをつかみ切れていないというのが本音。しばらくは今まで付き合ってきた関東馬の取捨選択に重きを置いた予想をしていこうと思う。

　今週関東馬の中で絶好のケイコを披露したのが、土曜６Ｒに出走するコンプリートランと日曜７Ｒのキングアーサーだ。両馬とも実際に馬を見たのは久々だったが、美浦に居た時に比べ、気配が一変していた。特にコンプリートランは、文句のつけようのない動きを披露。素晴らしい調教内容に感動し、思わず陣営に取材を試みたところ「ダートより明らかに芝向きだし、出来も良い。勝ち負けでしょう」と力強い答えが返ってきた。鞍上に横山典を配してきたあたりにも勝負気配満点。単複でびっしり行く。

2007年08月11日